2012年06月21日

2012年度 9時限目「夏期講習の上手な受講方法」

こんにちは、さくらです

前回は「必要ならば、塾に通うことも考えましょう」と書きました
夏休みまであと1か月、1人で勉強を進めてきた人の中には「夏休みは塾に通ってみようか」と考え始めている人もいるかもしれません

そんなわけで、今回は「夏期講習の上手な受講方法」について指南したいと思います


「夏期講習に望むこと」をはっきりさせておこう

中3の夏休みだからといって、「何となく」夏期講習に参加してはいけません
多くの塾では夏期講習は数万円の高額商品です
それだけのお金を払い、貴重な時間を使って参加するのですから、必ず効果のあるものにしたいものです
(「有名だから」「近くにあるから」「みんなが通っているから」などという理由で塾を選んではいけません)

効果のあるものにするためには、自分が夏期講習に「何を望むのか」はっきりさせておく必要があります

苦手な英語を得意にしたいのなら、全科目勉強する塾より、評判のよい英語塾に行ったほうがよいでしょう
実戦的な訓練を徹底的にしておきたいというなら、問題演習に定評のある進学塾を選ぶとよいでしょう
web進学塾を見て先取り学習をしてきた人なら、復習する塾よりも、さらに先に進む塾のほうがよいでしょう

このように、夏期講習に「何を望むのか」で効果を出すための塾は変わってくるのです

まずは「自分が夏期講習に望むこと」を書き出してみましょう
その上で塾のパンフレットと照らし合わせてみてください
自分の通うべき塾がかなり絞り込めるはずです


「夏期講習」のクラスについて知っておこう

ここまでで塾の絞り込み方がわかったと思いますが、公立上位校を目指している人は「進学塾」を選ぶ人が多いでしょう
そこで、「進学塾の夏期講習」について注意すべき点をあげておきます

今まで塾に通っていなかった生徒が夏期講習に参加する場合、大きく分けて2つのパターンがあります

1つは「講習生専用のクラス」に入る場合

もう1つは「既存のクラス」に入る場合です

「講習生専用のクラス」に入る場合は、中学校の進度に合わせたカリキュラムになっているので、塾に通っていなかったハンデを感じることなく講習をスタートさせることができます
ただし、安心なのは最初だけで、夏期講習を通じて「既存のクラス」に追いつけるようなカリキュラムが組んであるはずなので、単元ごとの授業時間数が短く「ガンガン進む」ことになります

また、講習生の負担感を減らすために、「既存のクラス」よりも授業や宿題の問題量が減らされているのが普通です
(塾の勉強ペースに慣れていないのに、宿題がどっさり出ればうんざりしてしまいますよね)
結果的に、授業はガンガン進むのに問題練習量は少ないため「消化不良」になりやすくなります

さらに、「講習生専用のクラス」は誰でも受講できるため、さまざまなレベルの生徒が混在することになります
「学年トップレベルの生徒」と「クラスでも中位以下の生徒」が机を並べてしまうことも少なくありません
(通常の進学塾の授業ではあり得ないことです)

私も大手塾の講師をしていたころは、講習生クラスの「授業レベル設定」に苦労しました
そういう場合、たいていは下位の生徒に合わせざるを得なくなるので、実力のある生徒は「浮きこぼれる」ことになります

講習生クラスではどんな生徒が来るかわからないため、通常は「既存のクラス」よりも基本問題中心の構成になっています
しかも、前述のように問題数を減らしてあることも多いので、浮きこぼれた生徒は授業中「手持ち無沙汰」になってしまいます
気の利いた先生に当たれば、応用問題のプリントを追加してもらえたりすることもあるのですが・・・それは運次第です

このweb進学塾を読んで先取り学習をしてきた人なら、中学校に合わせたカリキュラムである必要はないはずです
「講習生クラス」ではなく「既存のクラス」(レベル分けされたクラス)に入れてもらった方がよいでしょう
夏期講習を申し込む際に「自分でここまでやっているのだけれど、こっちのクラスに入れないか」と尋ねてみるとよいと思います

せっかく夏期講習に参加しても、自分のレベルや進度に合わせた授業が受けられないと、時間とお金の無駄になってしまいます
入るクラスがどんなクラスなのか、しっかり確認して参加しましょう


夏期講習生は「お客さん」だと知ろう

あなたが塾の先生だったとしたら、「受験まで自分のクラスにいる生徒」と「夏休みだけしかいない生徒」とで、まったく同じ学習指導・進路指導ができるでしょうか
受験まで自分のクラスにいる生徒なら、夏休み中に出した指示を9月以降に確認し、また新たな指示も出すことができます
当然、夏休み中の指示も、そこまで考えた上で出しているでしょう

しかし、夏期講習にだけ参加している生徒には、夏休みで完結する指示しか出すことができません
また、出した指示がどうなったのか確認することもできません
結果的には、同じ授業料を払っていても「塾にずっといる生徒」と「夏休みだけの生徒」では受けるサービスが変わってきます
夏期講習だけの生徒は、塾にとって「お客さん」なのです

進学塾では、生徒のレベルが上がるほど「何を教えるか」よりも「何をやらせるか」のほうが重要になってきます
夏休みといえども、塾では1日数時間程度しか勉強できませんが、家ではその何倍も勉強することができます
家で「何を」「どう」勉強してもらうかで、受験の結果は大きく変わってきます
(だからといって、長時間拘束して何もかも塾でやってしまうのは、受験生本人の学習能力を削ぐことになるでしょう)

進学塾では「授業」と同じくらい「学習指示」が大切なのです

せっかく塾に通っても、他の塾生より少ない指示しかもらえないのはもったいないことです
とはいえ、「夏休みだけ」と決めている場合は仕方ないのかもしれません

そういう方に、ちょっと「裏技」を・・・

「塾に入るかどうかは、夏期講習を受講してから決めます」とギリギリまであいまいな返事をしていて、最後に「やっぱり・・・」とお断りしましょう
(塾の先生をだますのはよくないですが、高い授業料を払っているわけですから・・・)
授業だけでなく、家庭学習のアドバイスまで含めて夏期講習の指導内容です
塾の先生にしっかり学習指導をしてもらって、家庭学習も充実したものにしてください

以上、「夏期講習の上手な受講方法」を解説してきましたが、最後に大切なことをひとつ

夏休みは、苦手分野を克服する最後のチャンスです
夏期講習に時間を取られすぎて、苦手克服まで手が回らなくなっては本末転倒です
塾の時間、復習や宿題の時間、そして自主学習の時間、どれもしっかり時間が取れるような塾を見つけてください


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posted by さくら at 20:35| Comment(0) | 受験生の心得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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