2018年09月11日

2018年度 12時限目「受験生の定期試験対策」

こんにちは、さくらです

夏休みが終わって最初の1週間が過ぎました
学校に行きながらの受験勉強にも慣れてきたでしょうか

2期制の中学校では、まもなく前期の期末試験がやって来ると思います
(3学期制の人は2学期が始まったばかりですが)
本格的に受験勉強に突入した後の定期試験は、それまでとは違う気持ちで臨まなくてはなりません

千葉県の公立後期ではほぼ全ての上位校で 内申135点+学力試験500点=635点満点 で合否が決まります
内申は5段階×9教科×3年=135点満点、学力試験は100点×5教科=500点満点という計算です

実際にはもう少し工程がありますが、ほぼこの計算式で総得点の高い者から合格になると考えてよいです
千葉県の公立上位校は学力試験の比率が内申の3.5倍以上という 学力重視の入試 なのです

前期では内申を0.4倍(54点満点)にする千葉東や、0.5倍(67.5点満点)にする県船橋など
さらに内申比率の低い高校もあります

以前、進学コラムに「得点開示情報〜内申分布〜」という記事を書きましたが
これを見ると、上位校では満点近い内申点を持っていても不合格になることがわかります


定期試験前だから「受験勉強は一時休止」とか「塾は休んで試験勉強」とか考えている人はいませんか
内申と入試の1点は同じなので、そこまでして内申を2点3点上げても入試で1つ計算ミスすれば水の泡です
数学の計算問題は1問5点ですから、内申の2点や3点など簡単に吹き飛んでしまうのです

しかも、内申点の計算は1学年45点満点×3年ですから、中3になった段階ですでに90点分は確定しています
中3生が努力でどうにかできる内申点は45点しか残っていないのです
45点とは学力試験500点の10分の1以下です

千葉県の公立上位校受験生にとって、受験勉強は定期試験勉強の10倍以上重要だということです

したがって、公立上位校を目指す中3生は定期試験対策に力を入れすぎてはいけません
たとえ試験前であっても受験勉強をゼロにすべきではないのです
(ましてや塾を休むなどあってはならないことです、私の塾では定期試験を理由に休むことを禁止しています)

現在の絶対評価による評価方法ではクラスで5〜6番でも 5 をもらえたりします
こういう評価方法では「クラスで1番を目指す勉強」は得策ではありません
たとえ1番になっても、それはその場限りの栄光に過ぎないのです

「いつもはクラス1番なのに、今回は5番なんだね」と言われるのは嫌かもしれませんが
「いつもクラス1番だったのに、どうして○○高校なの」 と言われるほうがもっと嫌ではありませんか
「1番を目指す勉強」を「5番でもよい勉強」に変えれば、試験前でも受験勉強の時間を確保できるでしょう

「○○があったから、今日は受験勉強ができなかった」と言い出すと合格がどんどん遠ざかっていきます
限られた持ち時間の中で、工夫して勉強時間を確保した人が合格を手にすることができるのです

9月以降の定期試験は受験勉強とのバランスをよく考えて、上手に計画して乗り切りましょう



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2018年08月27日

2018年度 11時限目「夏のしめくくり方」

こんにちは、さくらです

夏休みも残り1週間です
そろそろ「夏のしめくくり方」を考えておきましょう

9時限目「夏休みの学習計画」でも書きましたが、夏休みの勉強は中身も大事ですが達成感も大切です
夏休みの達成感が秋以降の自信と希望につながります

達成感を持つためには「やり遂げたもの」がなくてはなりません
絶対にやり遂げたいものを中心に、必要ならば学習計画を修正しましょう

夏休みが終わっても、9月中はまだゆとりがあるものです
秋に回してもよいものは一旦ストップして、夏休み中にやっておきたいものに集中しましょう

夏休みに弱点克服を計画していた人は、これを最優先に取り組みましょう
短時間で簡単に克服できないからこそ弱点であるはずです
他の勉強を犠牲にしてでも夏休み中にやりきってください

Tel帳をやっているなら、メドがつきそうな教科だけに絞るとよいでしょう
5教科どれも途中半端で終わるより、1・2教科だけでも計画を完遂できたほうが達成感が持てます

Tel帳に追われて先取り学習が滞っている人は先取りに集中しましょう
先取りが終わらないと、秋から過去問研究に入ることができません

もうひとつ、学校の宿題は終わっていますか
受験勉強が大変だからと学校の宿題が終わらないようでは中学生として失格です
学校の指示が守れない者に高校生になる資格はありません
まだの人は最優先で取り組みましょう

ここまで勉強が計画通り進んでいても、いなくても、夏休みの勉強を一旦見つめ直してみましょう
そして、計画を修正したら必ず完遂しましょう
計画を減らしたのに「できなかった」では、達成感どころか敗北感が残ってしまいます



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2018年06月18日

2018年度 6時限目「夏期講習に通うなら」

こんにちは、さくらです

夏休みまでひと月ほどになりました
今まで1人で勉強してきた人も「夏は塾に通ってみようかな」と考えているかもしれません
そういう人のために、今回は「夏期講習の上手な受け方」についてお話しします


「夏期講習に望むこと」をはっきりさせておこう

受験生の夏だからといって、何となく夏期講習に参加してはいけません
夏期講習はほとんどの塾で50時間を超える長時間の授業が用意されています
それだけの貴重な時間を講習に使うわけですから、ぜひ効果のあるものにしたいものです

効果のあるものにするためには、夏期講習に「何を望むのか」をはっきりさせておく必要があります

苦手な英語を得意にしたいのなら、全教科まんべんなく勉強する塾より英語塾に行ったほうがよいでしょう
このweb進学塾を見て先取り学習してきた人なら、復習する塾よりも先に進む塾のほうがよいでしょう
夏期講習に「何を望むのか」で効果を出せる塾は変わってくるのです

まずは「夏期講習に望むこと」を書き出してみましょう
その上で塾のパンフレットと照らし合わせてみてください
自分の通うべき塾がずいぶん絞り込めるはずです

絞り込んだら、塾に行って詳しい話を聞いてきましょう(見学や体験ができればもっとよいです)


上位校を目指す人は「個別塾」に行ってはもったいない

ところで、最近は塾の選択肢として「個別指導塾」というものがあります
わからない問題があったとき、個別に教えてくれれば理解しやすいでしょう
個別塾で苦手な単元を集中的に強化すると効果がありそうです

ただし、公立上位校を目指す受験生の場合は注意が必要です
上位校を目指す生徒なら中学校の授業でわからないことはほとんどないでしょう
苦手科目や苦手単元でも教科書レベルで理解できていないわけではないはずです
(学校の勉強で困るようでは、とても上位校など目指すことはできません)

わからないことがなければ、個別塾で聞くべきことはないことになります

そもそも、勉強は解き方を聞いただけできるようになるわけではありません
解き方を知った上で、十分な訓練を積まなければ自分のものにはできないのです

上位生が試験で思うように点数が取れないのは
多くの場合「解き方がわからないから」ではなく「訓練が足りないから」です
訓練は塾でするものではなく、1人で何時間もコツコツ行うべきものです

公立でも私立でも上位校に進学すると、予習・復習が必須で毎日勉強することを要求されます
1人でコツコツ勉強できない人は上位校に進学しても落ちこぼれてしまいます
受験勉強を通じてコツコツ勉強する習慣をつけておけば高校進学後も安心です
勉強は家で1人でコツコツやるのが1番よいのです

また、個別塾は時間単価が高いので多くの教科を勉強するには不向きです
公立上位校では全教科で高得点が必要ですから、特定の教科だけの指導では十分な対策とはいえません
個別塾では効果が出ないとはいいませんが「もったいない買い物」になるでしょう


「夏期講習のクラス」について知っておこう

塾の絞り込み方はわかったと思いますが
実際には、公立上位校を目指している人は進学塾を選ぶ人が多いでしょう
そこで、進学塾の夏期講習について注意すべき点をあげておきます

今まで塾に通っていなかった生徒が夏期講習に参加する場合、大きく分けて2つのパターンがあります

1つは 講習生専用のクラスに入る場合

もう1つは 既存のクラスに入る場合 です

講習生クラスは全員同じスタートなので、中学校の進度に合わせたカリキュラムになっているのが普通です
そのため、塾に通っていなかったハンデを感じることなく講習に入ることができます

ただし安心なのはスタート時だけです
講習生クラスでは講習後の入塾を見越して、既存のクラスに追いつけるようなカリキュラムが組んであります
したがって、単元ごとの授業時間数が少なくガンガン進むことになります

また、講習生の負担感を減らすために、既存のクラスよりも授業や宿題の問題量が少なかったりします
(塾の勉強ペースに慣れていないのに宿題がどっさり出ればうんざりしてしまいますよね)
結果的に「授業はガンガン進む」のに「問題練習量は少ない」ため消化不良になりやすくなります

さらに、講習生クラスは誰でも受講できるため、様々なレベルの生徒が混在することになります
「学年トップレベルの生徒」と「中位以下の生徒」が机を並べてしまうことも少なくありません
(通常のクラスは実力でクラス分けされているはずなので、こんなことはあり得ません)
授業は下位の生徒に合わせざるを得なくなるので、実力のある生徒は「浮きこぼれる」ことになります

講習生クラスはどんな生徒が来るかわからないため、既存のクラスよりも基本問題中心の構成になっています
前述のように問題数を減らしてあることも多いので、浮きこぼれた生徒は手持ち無沙汰になってしまいます
気の利いた先生に当たれば、応用問題のプリントをもらえたりすることもあるのですが・・・それは運次第です

web進学塾を読んで先取り学習してきた人なら、学校の進度に合わせたカリキュラムである必要はありません
講習生クラスではなく、既存のクラス(レベル分けされたクラス)に入れてもらった方がよいでしょう
申込時に「自分でここまでやっているので、こっちのクラスに入れないか」と尋ねてみるとよいと思います

せっかく夏期講習に参加しても、レベルや進度が合っていないと時間とお金の無駄になってしまいます
入るクラスがどんなクラスなのか、しっかり確認して参加しましょう


夏期講習生は「お客さん」だと知ろう

あなたが塾の先生だったら「受験まで担当する生徒」と「夏休みだけの生徒」とで同じ指導ができますか
受験まで担当する生徒なら、夏休み中に出した指示を9月以降に確認し、新たな指示も出すことができます
夏休み中の指示も秋以降のことを考えた上で出しているでしょう

しかし、夏期講習だけに参加している生徒には、夏休みで完結する指示しか出すことができません
出した指示がどうなったのか確認することもできません
同じ授業料を払っても「受験までいる生徒」と「夏休みだけの生徒」では受ける指導は変わってくるのです
言い方はよくありませんが、夏期講習だけの生徒は塾にとって「お客さん」なのです

進学塾では生徒のレベルが高いほど「何を教えるか」よりも「何をやらせるか」のほうが重要になってきます
夏休みといえども、塾では1日数時間しか勉強できません
しかし、家ではその2倍も3倍も勉強することができます
家で「何を」「どう」勉強してもらうかで受験の結果は大きく変わってきます
(だからといって長時間拘束して何でも塾でやってしまうのは、本人の学習能力を削ぐことになるでしょう)

せっかく夏期講習に通っても、他の塾生より少ない指示しかもらえないのはもったいないことです
とはいえ「夏休みだけ」と決めている場合は仕方ないのかもしれません

そういう方に少しだけ裏技を・・・

「入るかどうかは講習を受講してから決めます」とあいまいな返事をして
最後に「やっぱり・・・」とお断りしましょう
(塾の先生をだますのはよくないですが、講習だけでも少なくない授業料を払っているわけですから・・・)

授業だけでなく、家庭学習のアドバイスまで含めて夏期講習の指導内容です
塾の先生にしっかり学習指導をしてもらって、家庭学習も充実したものにしてください


塾に入るつもりなら「アドバイス」を重視した塾を選びを

上位生にとって塾は「勉強を教えてもらうところ」というより「何をすべきか指示をもらうところ」です
夏から塾に入って受験勉強を進めていくつもりなら、実効性のあるアドバイスをもらえる塾を選びましょう

つい最近まで、千葉県の公立は平均点が前期で260点前後と、全国的にも難易度が高めの入試問題でした
しかし最近はやや易しくなってきて、平均点は300点に近づいています
易しくなったとは、何が、どういう形で、易しくなったのか
その結果、公立対策は変わってくるのか

公立上位校が第一志望なら、千葉県公立入試での「点の取りどころ」を教えてくれる塾を選びましょう

公立志望なのに私立に強い塾に行っても、八百屋でパンを買い求めるようなものです
パンが食べたければ、初めからパン屋に行ったほうがよいでしょう


以上、「夏期講習の上手な受講方法」を解説してきましたが、最後に大切なことをひとつ

夏休みは苦手分野を克服する最後のチャンスです
苦手分野があるのに、夏期講習に時間を取られすぎて苦手克服に手が回らなくなっては本末転倒です
塾の時間、復習や宿題の時間、そして自主学習の時間、バランスを考えて自分に最適な塾を見つけてください



さくら進学塾のホームページにも夏期講習についてコラムを書きました
半分営業が入っていますが、塾は別にしても参考にしていただけるコラムになっています



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posted by さくら at 02:40| Comment(2) | 受験生の心得 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする