2016年06月22日

2016年度 8時限目「公立上位校向け問題集の定番」

こんにちは、さくらです

前々回の講義では「夏休みに向けて課題をピックアップしておこう」と書きました
夏休みの学習成果は事前の計画で決まります
自分の強化したいことを明確にして成果の出せる計画を立てたいものです

ところで、千葉県公立上位校の入試では500点満点で400点を超える得点が要求されます
公立の問題は教科書をもとに作られていますから、難関私立校のような難問を解けるようになる必要はありません
しかし、千葉県の公立入試では必ずしも頻出ではない問題、つまり「よく出ない問題」も出題されることがあります

上位校を目指す受験生はそういう問題にも対応していかなくてはなりませんから、受験勉強は「量の勝負」になります
夏休みは学校が休みであるぶん、時間をかけた勉強をすることができるはずです
強化したい勉強だけでなく、量を稼ぐ勉強もしっかり盛り込みましょう

では、量を稼ぐ勉強をするための問題集は何を選んだらよいのでしょう
強化したい勉強ならば、その教科・単元に絞った問題集を選べばよいですが
量を勉強するための問題集は何もかも載っている総合的な問題集が必要になります

一番簡単なのは過去の入試問題(過去問)ですが、過去問には10回分程度しか問題が掲載されていません
これでは量を稼ぐ前に終わってしまいます

そこでおすすめしたいのが、全国47都道府県の公立(と主要国私立)の前年の入試問題をまとめて収録した
旺文社 「全国高校入試問題正解」(通称「Tel帳」、以下、Tel帳と略)です

これなら公立の入試問題が50以上(独自問題含め)載っていますから、たっぷりと問題演習をすることができます


入試問題にも「流行り廃り」はあります
前年の問題だけで構成されているTel帳なら、最新の入試問題の傾向をつかむことができます
(兄姉のお下がりがあるならそれでもOKですが、5年も6年も前のものは避けた方がよいでしょう)

たくさん問題を解くことで中学校のほぼ全範囲をカバーでき、苦手のチェックや既習の抜けを発見することもできます
苦手や抜けが発見されたら、そこだけを単元別の問題集やワークに戻って練習しましょう
そうすれば、効率よく苦手克服や復習をすることができます

Tel帳は「高校受験勉強の真打ち」ともいうべき問題集です
公立上位校が目標ならば、極端な話、Tel帳と過去問だけで受験対策は十分でしょう

夏休み以降も入試まで、全国の公立入試問題を繰り返し解きまくりましょう

ただし、Tel帳は非常にエネルギーのいる教材です
掲載されているのは入試問題そのものですから、ある程度以上の実力がないと解き進めることも難しいでしょう
特に暗記科目である英語・理科・社会では正解が半分に満たないようでは効果は期待できません
その場合はワークやまとめ用の問題集で復習してからTel帳に取りかかるとよいでしょう

また、志望校がVもぎ偏差値60以上であればすすめられますが、それ以外ならもっと薄手の問題集で十分でしょう
まずは書店などで現物を見てから購入するか決めるとよいでしょう
(くれぐれも、親が勝手に買って与えたりしないようにしてください)

次回はTel帳の使い方についてお話しします


旺文社 2017年受験用「全国高校入試問題正解」

Tel帳は「教科ごとの分冊」と「英数国3教科合冊」「理社2教科合冊」があります
使い勝手は分冊のほうがよいですが、5教科買う場合は合冊のほうがお得です
上位校を目指すなら、やらなくてよい教科などありませんから合冊で買うことをおすすめします
ただし合冊は厚くて重いので持ち歩きには向きません、図書館などで勉強したい人は注意してください

5教科買うとかなり重いので、本屋で買うより通販のほうが楽です
(ただし、あらかじめ書店などで見ておくことをおすすめします)






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2016年06月10日

2016年度 7時限目「夏期講習に通うなら」

こんにちは、さくらです

夏休みまで40日、1人で勉強してきた人の中には「夏は塾に通ってみようかな」と考えている人もいるでしょう
そういう人のために、今回は「夏期講習の上手な受け方」についてお話しします


「夏期講習に望むこと」をはっきりさせておこう

受験生の夏だからといって、何となく夏期講習に参加してはいけません
ほとんどの塾で夏期講習には50時間を超える長時間の授業が用意されています
それだけの貴重な時間を講習に使うわけですから、必ず効果のあるものにしたいものです

効果のあるものにするためには、夏期講習に「何を望むのか」をはっきりさせておく必要があります

苦手な英語を得意にしたいのなら、全科目勉強する塾より英語塾に行ったほうがよいでしょう
実戦的な訓練を徹底的にしたいなら、問題演習に多くの時間を取っている塾を選ぶとよいでしょう
このweb進学塾を見て先取り学習してきた人なら、復習する塾よりも先に進む塾のほうがよいでしょう

このように、夏期講習に「何を望むのか」で効果を出せる塾は変わってくるのです

まずは「夏期講習に望むこと」を書き出してみましょう
その上で塾のパンフレットと照らし合わせてみてください
自分の通うべき塾がずいぶん絞り込めるはずです

絞り込んだら、塾に行って詳しい話を聞いてきましょう(見学や体験ができればもっとよいです)


上位校を目指す人は「個別塾」に行ってはもったいない

ところで、最近は塾の選択肢として「個別指導塾」というものがあります
わからない問題があったとき、個別に教えてくれると理解しやすいでしょう
個別塾で苦手な単元を集中的に強化すると効果がありそうです

ただし、公立上位校を目指す受験生の場合は注意が必要です
上位校を目指す生徒なら中学校の授業でわからないことはほとんどないでしょう
苦手科目や苦手単元でも教科書レベルで理解できていないわけではないはずです
(学校の勉強で困るようでは、とても上位校など目指すことはできません)

わからないことがなければ、個別塾で聞くべきことはないことになります

そもそも、勉強は解き方を聞いたからできるようになるわけではありません
解き方を知った上で、十分な訓練を積まなければ自分のものにはできないのです

上位生が試験で思うように点数が取れないのは
多くの場合、「解き方がわからないから」ではなく「訓練が足りないから」です
訓練は塾でするものではなく、1人で何時間もコツコツ行うべきものです

公立でも私立でも上位校に進学すると、予習・復習が必須で毎日勉強することを要求されます
したがって、1人でコツコツ勉強できない人は上位校に進学しても落ちこぼれてしまいます
受験勉強を通じてコツコツ勉強する習慣をつけておけば高校進学後も安心です
勉強は家で1人でコツコツやるのが1番よいのです

個別塾では効果が出ないとはいいませんが、個別塾は時間単価が高いので「もったいない買い物」になるでしょう


「夏期講習のクラス」について知っておこう

ここまでで塾の絞り込み方がわかったと思いますが、公立上位校を目指している人は進学塾を選ぶ人が多いでしょう
そこで、進学塾の夏期講習について注意すべき点をあげておきます

今まで塾に通っていなかった生徒が夏期講習に参加する場合、大きく分けて2つのパターンがあります

1つは「講習生専用のクラス」に入る場合

もう1つは「既存のクラス」に入る場合です

講習生クラスでは全員が同じスタートなので、中学校の進度に合わせたカリキュラムになっているのが普通です
そのため、塾に通っていなかったハンデを感じることなく講習に入ることができます

ただし安心なのはスタート時だけです
講習生クラスでは講習後の入塾を見越して、既存のクラスに追いつけるようなカリキュラムが組んであります
したがって、単元ごとの授業時間数が少なくガンガン進むことになります

また、講習生の負担感を減らすために、既存のクラスよりも授業や宿題の問題量が少なかったりします
(塾の勉強ペースに慣れていないのに、宿題がどっさり出ればうんざりしてしまいますよね)
結果的に「授業はガンガン進む」のに「問題練習量は少ない」ため消化不良になりやすくなります

さらに、講習生クラスは誰でも受講できるため、様々なレベルの生徒が混在することになります
「学年トップレベルの生徒」と「クラスでも中位以下の生徒」が机を並べてしまうことも少なくありません
(通常のクラスは実力でクラス分けされているはずなので、こんなことはあり得ません)
そういう場合、授業は下位の生徒に合わせざるを得なくなるので、実力のある生徒は「浮きこぼれる」ことになります

講習生クラスはどんな生徒が来るかわからないため、既存のクラスよりも基本問題中心の構成になっています
前述のように問題数を減らしてあることも多いので、浮きこぼれた生徒は手持ち無沙汰になってしまいます
気の利いた先生に当たれば、応用問題のプリントをもらえたりすることもあるのですが・・・それは運次第です

このweb進学塾を読んで先取り学習してきた人なら、学校の進度に合わせたカリキュラムである必要はないはずです
講習生クラスではなく、既存のクラス(レベル分けされたクラス)に入れてもらった方がよいでしょう
講習申し込みの際に「自分でここまでやっているので、こっちのクラスに入れないか」と尋ねてみるとよいと思います

せっかく夏期講習に参加しても、レベルや進度が合っていないと時間とお金の無駄になってしまいます
入るクラスがどんなクラスなのか、しっかり確認して参加しましょう


夏期講習生は「お客さん」だと知ろう

あなたが塾の先生だったとしたら、「受験まで担当する生徒」と「夏休みだけの生徒」とで同じ指導ができるでしょうか
受験まで担当する生徒なら、夏休み中に出した指示を9月以降に確認し、新たな指示も出すことができます
夏休み中の指示も秋以降のことを考えた上で出しているでしょう

しかし、夏期講習だけに参加している生徒には、夏休みで完結する指示しか出すことができません
出した指示がどうなったのか確認することもできません
同じ授業料を払っていても「受験まで塾にいる生徒」と「夏休みだけの生徒」では受ける指導は変わってくるのです
言い方はよくありませんが、夏期講習だけの生徒は塾にとって「お客さん」なのです

進学塾では生徒のレベルが高いほど「何を教えるか」よりも「何をやらせるか」のほうが重要になってきます
夏休みといえども、塾では1日数時間しか勉強できません
しかし、家ではその2倍も3倍も勉強することができます
家で「何を」「どう」勉強してもらうかで受験の結果は大きく変わってきます
(だからといって長時間拘束して何もかも塾でやってしまうのは、本人の学習能力を削ぐことになるでしょう)

せっかく夏期講習に通っても、他の塾生より少ない指示しかもらえないのはもったいないことです
とはいえ「夏休みだけ」と決めている場合は仕方ないのかもしれません

そういう方に少しだけ裏技を・・・

「入るかどうかは講習を受講してから決めます」とあいまいな返事をして、最後に「やっぱり・・・」とお断りしましょう
(塾の先生をだますのはよくないですが、講習だけでも少なくない授業料を払っているわけですから・・・)
授業だけでなく、家庭学習のアドバイスまで含めて夏期講習の指導内容です
塾の先生にしっかり学習指導をしてもらって、家庭学習も充実したものにしてください


塾に入るつもりなら「アドバイス」を重視した塾を選びを

上に書いたように、上位生にとって塾は「勉強を教えてもらうところ」というより「何をすべきか指示をもらうところ」です
したがって、夏から塾に入って受験勉強を進めていくつもりなら、実効性のあるアドバイスをもらえる塾を選びましょう

千葉県の公立入試は全国的に見ても平均点が低く、前期選抜では例年260点前後です
平均点が50点ほどの試験は決して易しくはありません
上位校を目指す受験生は、その易しくない入試問題で高得点を取っていかなくてはならないのです

易しくないとは、何が、どういう形で、易しくないのか
どこで差がついて、その対策はどう進めていけばよいのか
公立上位校が第一志望なら、千葉県公立入試での「点の取りどころ」を教えてくれる塾を選びましょう

公立志望なのに私立に強い塾に行っても、八百屋でパンを買い求めるようなものです
パンを買いたければ、初めからパン屋に行ったほうがよいでしょう


以上、「夏期講習の上手な受講方法」を解説してきましたが、最後に大切なことをひとつ

夏休みは苦手分野を克服する最後のチャンスです
苦手分野があるのに、夏期講習に時間を取られすぎて苦手克服に手が回らなくなっては本末転倒です
塾の時間、復習や宿題の時間、そして自主学習の時間、バランスを考えて自分に最適な塾を見つけてください


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2016年06月04日

2016年度 6時限目「夏休みまでにしておきたいこと」

こんにちは、さくらです

6月に入り、夏休みまでひと月半ほどになりました
受験の天王山に成果の出せる勉強をするために、今回は夏休みまでにしておきたいことを書きます


「夏休みまでに第一志望校をはっきり言えるようにしよう」

受験生にとって1学期最大の仕事は「志望校の絞り込み」です
夏休みに「志望校を持って臨む」のと、「持たずに臨む」のとでは、勉強の成果は全く違ったものになります

受験勉強は決して楽しいものではありません
受験生の夏だからといって、それだけで「やる気がわき出てくる」なんてこともありません
楽しくない勉強に向かうための原動力は「○○高校に合格したい!」と願う気持ちです

学校を選ぶ理由は何でもよいのです
有名校だからでも、近いからでも、部活が強いからでも、好きな先輩が通っているからでも、何でもかまいません
大切なことは、「自分はこの高校に行きたいんだ!」と強く思い込むことです
思いを強くすればするほど合格に近づきます

そのためには、まず高校について知りましょう
住んでいる地域にどんな高校があるのかわからなければ、志望校の決めようもありません
自由な高校、規則の厳しい高校、部活動の盛んな高校、行事に熱心な高校、さまざまな高校があります
高校を知ることは自分の未来を探す第一歩です

高校を知るのに1番簡単なのは、受験案内本を1冊手元に置いてパラパラ見ることです(勉強中はダメですよ)
それだけで自分が進学できそうな学校名や基本情報は頭に入るはずです

地域にある高校を知ったら文化祭や説明会に行きましょう
友達に誘われてつき合いで行っても、自分にプラスになる印象は残せません
自分の意志で、興味のある高校にどんどん出かけましょう
上位校は6月中に文化祭を行う学校も多いので早めにチェックしておきましょう

どれだけ自分で自分を「その気」にさせられるか、それが受験勉強をうまく進めるカギです


「情報を集めよう」

高校受験は「情報勝負」です

内申と試験の比率、英検など検定の評価、部活動や生徒会活動の評価など、評価基準は高校ごとにまちまちです
「受験にプラスになると思って検定を取ったのに評価されなかった」なんて話もときどき耳にします
それは自分の情報収集が甘かったということです

情報収集は勉強ほどのエネルギーも時間も必要としません
今はインターネットがありますから、家にいながらにして有用な情報を収集することができます

受験案内本で高校を絞り込んだら公式ホームページを見てみましょう
私立高校にはかなり詳しい情報をホームページで提供している学校があります
公立高校でも中身の充実したホームページが多くなってきています

千葉県教育委員会のホームページにも募集定員や実施要項など重要な情報が掲載されます
教育委員会の出す情報は「進学コラム」でも取り上げますので、そちらを見てくれてもよいでしょう

あいまいな情報は学校の先生や塾の先生に確認しましょう
学校でも塾でも、先生は生徒や保護者では手に入れることのできない情報を持っています
どんどん尋ねて正しい情報を蓄積していきましょう
尋ねれば尋ねるほど先生もやる気を感じてくれて、よりよいアドバイスがもらえるようになるでしょう


「夏休みに向けて課題をピックアップしておこう」

前々回の講義「会場模試で実力を把握」でも書きましたが、夏休みの学習成果は事前の計画で決まります
自分の実力も把握せず、具体的な目標もないまま、やみくもに勉強しても効果は期待できません

3年生になって中学校では実力試験が行われていると思います、6月には会場模試も始まります
実力試験や会場模試で自分の実力や苦手分野を把握し、志望校合格までの距離を実感してください
志望校合格のためには「何を」「どのくらい」頑張ればよいのか、勉強の方向性を明確にしましょう

そして、夏休みの課題にしたいことが見つかったら、どんどんピックアップしていきましょう
ノートやレポート用紙に書き出しておくと後で整理しやすいです
今はまだピックアップだけでOK、夏休みの計画を立てる段階で課題の優先順位を決めていけばよいのです

本格的な受験勉強は部活を引退した夏休みからと考えている人は多いでしょう
勉強するのは夏休みからでも、その準備段階の勝負はすでに始まっています
この程度のことなら忙しいこの時期にも取り組めるはずです、面倒がらずにコツコツ進めておきましょう


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2016年05月19日

2016年度 5時限目「受験生の定期試験対策」

こんにちは、さくらです

3学期制の中学校では、まもなく1学期の中間試験がやって来ると思います
(2期生の中学校では1か月ほど先でしょう)
3年生の定期試験は2年生までとは違う気持ちで臨まなくてはなりません

「そりゃあ内申書のことを考えたら、定期試験でいい点取らなきゃいけないでしょう」 と思うかもしれません
たしかに内申のことを考えたら定期試験で1点でも多く取りたいのは事実です

しかし私が言いたいのはそういうことではありません

千葉県の公立後期ではほぼ全ての上位校で 内申135点+学力試験500点=635点満点 で合否が決まります
内申は5段階×9教科×3年=135点満点、学力試験は100点×5教科=500点満点という計算です

実際にはもう少し複雑な工程があるのですが、ほぼこの計算式で総得点の高い者から合格になると考えてよいです
千葉県の公立上位校は学力試験の比率が内申の3.5倍以上という 学力重視の入試 なのです

前期選抜では内申を0.4倍(54点満点)にする千葉東や、0.5倍(67.5点満点)にする県船橋など
さらに内申比率の低い高校もあります

少し前に進学コラムに「得点開示情報〜内申分布〜」を載せました
これを見ても上位校では満点近い内申点を持っていても不合格になることがわかるでしょう


定期試験前だから「受験勉強を一時休止しよう」とか「塾を休んで試験勉強しよう」とか考えている人はいませんか
内申と入試の1点は同じなので、そこまでして内申を2点3点上げても入試で計算を1つミスすれば水の泡です
数学の計算問題は1問5点ですから、内申の2点や3点など簡単に吹き飛んでしまうのです

しかも、内申点の計算は1学年45点満点×3年ですから、中3になった段階ですでに90点分は確定しています
中3生が努力でどうにかできる内申点はわずか45点しか残っていないのです
45点とは学力試験500点の10分の1以下です

千葉県の公立上位校受験生にとって、受験勉強は定期試験勉強の10倍以上重要だということです

したがって、公立上位校を目指す中3生は定期試験対策に力を入れすぎてはいけません
たとえ試験前であっても受験勉強をゼロにすべきではないのです
ましてや塾を休むなどということはあってはならないことです
(私の塾では定期試験を理由に休むことを禁止しています)

現在の絶対評価による評価方法ではクラスで5〜6番でも 5 をもらえたりします
こういう評価方法では「クラスで1番を目指す勉強」は得策ではありません
たとえ1番になっても、それはその場限りの栄光に過ぎないのです

「定期試験はクラス1番だったのに、どうして○○高校なの」 と言われるほうが嫌ではありませんか
「1番を目指す勉強」を「5番でもよい勉強」に変えれば、試験前でも受験勉強の時間を確保できるでしょう

受験生は「○○があったから、今日は受験勉強ができなかった」と言い出すと合格がどんどん遠ざかっていきます
限られた持ち時間の中で、工夫して勉強時間を確保した人が合格を手にすることができるのです

中3最初の定期試験は「受験勉強の進む方向」を決定づける分かれ道です
上手に計画して乗り切りましょう


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2016年05月08日

2016年度 4時限目「会場模試で実力を把握」

こんにちは、さくらです

飛び石のGWが終わりました、計画どおりの勉強はできたでしょうか
GWはミニ天王山と書いたように、GWの結果を 本当の天王山=夏休み に生かしましょう

計画どおり勉強できた人は、夏休みはもう1段階負荷をかけてもよいでしょう
勉強しすぎて困るということはありません
もっとできるなら計画に上乗せしましょう

計画どおりいかなかった人は、自分の処理能力を見誤っているかもしれません
うまくいかなかった原因を考えて、夏休みの学習計画を加減してください
ただし勉強量を減らせば、その分、確実に合格が遠ざかります
量を減らさないですむよう、やり方を工夫するなどして自分自身のコントロール方法を見つけていきましょう


さて、今回は6月に本格的に始まる会場模試についてお話しします

大手進学塾に通っている人は塾内の試験で実力を客観的に知ることができます
しかし、1人で受験勉強を進めている人には実力を知る機会がほとんどありません
(中学校で実施する実力試験は先生のための資料であり、生徒へのデータ提供は少ないのが普通です)

模擬試験を受験しなければ、中学校の成績だけで実力を判断することになるでしょう
中学校の成績は範囲テストと授業への参加度で決まりますから、それを入試での実力だと考えることはできません
中学校の成績だけで志望校を決めることはとても危険なことです

1人で受験勉強を進めている人はコンスタントに会場模試を受験して実力を把握していきましょう


ところで、模擬試験は時期によって役割が変わってきます

夏休み前の模試の目的は「実力の把握」です

自分の客観的な実力を知ることで、志望校選びに具体性が出てくるはずです
弱点としている単元も見つかるはずですから、夏休みに向けて課題を洗い出すことができるでしょう

夏は受験の天王山といいますが、実力もわからず具体的な目標もないまま勉強しても成果は期待できません
夏の勉強で成果を出すためには何をどのくらい頑張ればよいのか
模試の結果から勉強の方向性を明確にしておきましょう

その意味で夏休み前の模試は大変重要です、6月7月と複数回受験しておきたいものです


夏〜秋の模試は「努力目標」としての受験になります

受験とは模擬試験の判定で合格できそうな高校を受けることではありません
行きたい高校に向けて努力して、行きたい高校のレベルまで実力を高めて、行きたい高校を受けるのが受験です

とはいえ、受験勉強はつらく苦しいものです
短期的な目標がなければ途中でくじけてしまうかもしれません
1回ごとの模擬試験で手が届きそうな目標を決めて、そこに向けて頑張っていきましょう
そうした小さな積み重ねが大きな成果につながるはずです


10月以降の模試は「受験校を確定する材料」になります

中学校の三者面談は11月ごろにありますが、公立高校の願書提出は2月に入ってからです
三者面談だからと急いで受験校を確定する必要はありません
公立高校はどこを受けても入試問題は同じですから、すべき受験勉強も変わりありません
冬休みいっぱいまで目標に向けて努力を積み重ね、模試の推移を見ながら最終的な受験校を決めましょう


会場模試を受験する際に注意することは、できるだけメジャーな模試を受験することです
データの信憑性は受験者数によって決まります
公立上位校を志望しているのなら、公立上位校志望者が多く受験する模試であることも大切です

千葉県では進学研究会の「Vもぎ」や総進図書の「Sもぎ」を受験するとよいでしょう
最近はインターネットでの申し込みもできるので、とても便利になっています

会場模試で客観的な実力を知り、志望校合格には何をどのくらい実力アップすればよいのか把握しておきましょう

進学研究会と総進図書へのリンクをつけておきますので、参考にしてください
>>進学研究会
>>総進図書


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